冷え性を改善する3つの対策
現代人は生活環境や食生活の乱れにより、低体温の人が増えていまが、あなた、体温36.5℃ありますか?人間の身体は本来、体温36.5℃以上で正常に働くようにできていると言われています。体温が1℃下がると、エネルギー代謝は12%ダウンするそうです。
代謝が低下すると、老廃物の排出もうまくいかなくなるので、むくみやこりやすいカラダになってしまいます。
細胞が熱を生み出すためには、細胞に必要な栄養素と酸素を、血液を介して送りとどけなければなりません。
血液の循環が悪いとうまく送り届けることができないのです。
冷え性を改善する対策は、大きく分けてたったの3つだけです。
1. 身体が熱を生み出せるようにする
2. 血の巡りをよくする
3. 身体の熱が外に逃げないようにする
私たちの身体には、自分で熱を生み出す基礎代謝が備わっています。
どこで熱を生み出しているかと言いますと、私たちの身体をつくる60兆個の細胞です。
人間は、この一個一個の細胞の中で、アデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれる熱の原料となる物質をつくっています。
人間が冷え性にならずにポカポカな身体を維持できるかどうかは、ATPをつくる能力があるかどうかにかかっているのです。
ATPをつくるためには、細胞の中のミトコンドリアという組織にどれだけ働いてもらえるかにかかっています。
ミトコンドリアを働かせる方法は、「運動」です。
1. ATP生成はおもに筋肉で行われるから。筋肉量が多いほどATPもたくさん作れます。
2. ミトコンドリアでのATP生成には酸素が必要です。
冷え性を改善するには、運動の習慣を取り入れて、筋肉量を維持する事が大切です。
ウォーキング、ジョギング、階段の上がり下がりなど、簡単なものでも構いません。
特別な運動をする必要はなく、日常生活の中に取り入れればよいのです。
低温体質の多いのは、このような初歩的なことすらできていないから、冷え性が慢性的になっているのではないでしょうか。
運動をして筋肉をつけることは、血の巡りをよくするうえでも大事になります。
熱を生み出せたとしても、それが血液を通して全身を循環できなければ意味がありません。
特に、心臓からの距離が離れている手足などの末端部は、ただでさえ血液が巡りづらいので、余計に冷えやすいです。
血の巡りが悪くなる原因はいろいろとありますが、主な原因はストレスです。
ストレスがかかると、血管がキュッと縮んでしまい、血の巡りがわるくなります。
血管が一瞬縮むだけならばよいのですが、慢性化しないように心掛けましょう。
腹式呼吸はいかがでしょうか。
呼吸を整えれば自律神経のバランスも整うので、緊張した血管も緩めて循環もよくなります。
筋肉量をつけることも血の巡りをよくするのに効果的です。
なぜならば、筋肉には血液やリンパ液を押し出すポンプとしての機能もあるからです。
筋肉量が少なければ、ポンプが機能不全となって血液やリンパ液も循環しません。