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アトピー炎は、活性酸素が原因

2022/10/29 記事

重症化したアトピー性皮膚炎は、増えすぎた活性酸素が大きく関わっています。

活性酸素はとても活発でどんな物質とでもくっついてしまう性質をもっています。

悪玉活性酸素は、非常に強力な代物ですが、作用時間が短く、作用部位も細胞の表面に限られます。

これに対して、過酸化脂質は、強さはそれほどではありませんが、作用時間が長く、細胞の内部に浸透する性質をもっています。

したがって、生体に実際に害を及ぼすのは、活性酸素そのものというよりは、過酸化脂質のほうであろうと考えられるのです。

活性酸素と脂質の組み合わせは、最悪のコンビ

脂質は、一般的に油・脂肪などや、体内のコレステロール、中性脂肪、食品や化粧品に含まれる“あぶら”類のことで、

この悪玉過酸化脂質の原料となる脂質は、正確には二重三重の結合をもった不飽和脂肪酸です。

アトピー性皮膚炎の特徴のひとつには乾燥肌があります。

皮膚表面の角質層の保湿機能が正常な人と比べて体質的に低下していることが原因です。

私たちの皮膚は皮膚の最上層に角質層があって、この角質層が皮膚の水分を外へ逃がさない仕組みになっているのですが

アトピー体質の人の皮膚はこの角質層の保湿機能が弱く、皮膚の水分を十分に保つことができません。

アトピー体質ということは、先天的に角層の保湿機能が低下していることをいいます。

皮膚が乾燥し、乾燥性の皮膚炎を繰り返し、アトピー性皮膚炎になりますが、

皮膚から保湿機能を奪うのが過酸化脂質という物質です。

これは、活性酸素という刺激のある物質がアトピー患者の脂と結合して作る酸化した脂です。

過酸化脂質は、アトピーの皮膚の角層に付着し内部に浸透していきます。

過酸化脂質は、代謝過程でアルデヒド基という物質を発生して角層の保湿機能を奪っていくのです。

アトピー性皮膚炎の人は、もともと保湿機能が低下しているのですが、それに加えて過酸化脂質が浸透していくために、

さらに保湿機能が奪われていき乾燥肌になっていきます。

過酸化脂質による肌の乾燥は、年齢肌にも大きく関わっています。

活性酸素と脂質によって作られる「過酸化脂質」は年齢によって積み重なっていくからです。

長い時間過酸化脂質の浸透によって、少しずつ乾燥肌がすすんでいくことで、乾燥による肌の悩みにつながっていきます。

活性酸素+脂質=過酸化脂質 

過酸化脂質を増やさないためには、活性酸素を必要以上に増やさないこと、

食事から摂取する脂質に注意することが大切です。

活性酸素を具体的に消去するには、自分自身の体の中で作り出すものも含めて、

抗酸化力と抗酸化剤を上手に使うことが重要です。

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