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夜間頻尿は、重大病気の前兆サイン

2021/12/10 記事

夜間頻尿を、「おしっこの問題」と軽く考えていませんか?実はそのかげに重い病気が隠れているかもしれません。

最近は夜間頻尿を重大な病気のサインととらえ、放置しないことが重要、と指摘されています。

国際的には「排尿のために1回以上起きなくてはならないという愁訴」と定義されています。

「愁訴」は苦しみなどを訴えることなので、1回以上起きていても本人が困っていなければ、定義のうえでは対象になりません。

2回以上起きなくてはならない状態になると、生活の質(QOL)が下がるという報告が多くあり、このため、日本の医療現場では、夜間に2回以上、排尿のために起きなければならない状態を夜間頻尿と呼んでいます。

夜間頻尿になる病気はいろいろありますが、実は泌尿器科の病気ではないほうが多いです。

夜間頻尿の原因のうち、夜間のみ尿量が増える「夜間多尿」は、前立腺や膀胱(ぼうこう)の問題では起きません。

前立腺や膀胱の問題ならば、夜間だけでなく昼間も頻尿のことが多いです。

たとえば、膀胱が縮み、過敏に動くことで頻尿になる「過活動膀胱」の人はだいたい昼間も症状があり、こちらは泌尿器科で対応する病気になります。

昼間はまったく症状がない、昼間はむしろトイレは遠い、という人が夜間になると頻尿に悩む。

こんなケースが夜間多尿で、原因となる病気は全身疾患のことが多く、内科で対応する病気が多いです。

夜間頻尿の人は高血圧のことが多いと言われています。

そのなかでも夜間に血圧が下がらない夜間高血圧は、脳血管障害などのリスクを高めます。

糖尿病の症状のひとつとして夜間頻尿が出ることもあります。

睡眠時無呼吸症候群も最近、夜間頻尿との関連が注目されている病気です。

これらの病気は泌尿器科ではなく、内科を受診することが必要です。

また、下肢浮腫(足のむくみ)は加齢とともに増えますが、これも夜間頻尿との関連が指摘されています。

寝る前に足にたまっていた水分が、寝て体を横にすることによって上半身に戻ってきて、その不要な水分を排出しようとして尿量が増えると考えられています。

これを防ぐには、寝る前に足の筋肉を動かし、足にたまっていた水分を上半身に戻しておくことが効果的です。

夕方に30分以上散歩することをお勧めします。

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