自然治癒力を最大限発揮させる心
病気を治すのは、人に備わる自然治癒力
病気を治すのは、人に備わる自然治癒力で、適切な治療を受けることは前提にありますが、最終的には、やはり治すのは本人でしかありません。
体の不都合は本人でしか治せないのです。
「体」に備わっている自然治癒力を最大限発揮させるためには、「心」の力が大きく関わってきます。
体が病む原因は、体質であったり生活習慣や環境であったりしますが、説明のつかないことが多くあります。
また、同じ病気であっても、治療効果の早い人もいれば、悪化する人もいます。
その違いのひとつが、「心のあり方」です。
たとえば、「この薬は効く」と思って服用するか「この薬はまったく効かない」と思って服用するかで、効果に大きな違いが出てくるのです。
願いや祈りの言葉は、「自己暗示」とも言えます。意識の力は、私たちが考えている以上に体に大きな影響を与えるのです。
自然治癒力を高めることによって、次のようなメリットを得ることが期待できるからです。
自然治癒力を高めることで、病気の予防効果が期待できます。
自然治癒力を高めると、ケガからの回復を早めることにもつながります。
心身の健康状態維持にも、自然治癒力を高めることが欠かせません。
自然治癒力を高めることで、薬に頼らない身体を手に入れることができます。
自然治癒力を効率的に高める4つの方法
自然治癒力を高めるためには、食習慣の見直しが重要になります。
規則正しい生活も自然治癒力を高めることにつながります。
自然治癒力を高めるためには、ストレスのコントロールが必要です。
適度な運動が自然治癒力を高めてくれます。
自然治癒力は私たちの身体に元から備わっていますが、さまざまな原因によって自然治癒力や免疫力が低下するリスクにさらされています。
自然治癒力と自律神経との関係
自律神経は交感神経と副交感神経からなっていて、私たちの生命活動は自律神経のバランスによって支えられています。
自律神経のバランスの乱れが、自然治癒力の低下につながり、密接な関係にあります。
多種多様の病気も根本的にはその原因はすべて同じで、「白血球の衰えによる免疫力の低下こそ万病の原因」と、考えられるようになってきたのです。
病気を治すために、実に多くの種類の薬が開発されています。
その理由は、一つ一つの病気の原因はそれぞれ違うと考えられてきたからです。
病気が10種類あれば、それを治すために10種類の薬が必要で、万病に効く薬などないということです。
ところが、最近ではこうした考え方が変わりつつあります。
免疫とは、細菌やウイルスを退治して、私たちの体を病気から守ってくれています。
その免疫の主役は、血液の構成成分である白血球が担っているのです。
白血球が衰えると体内に異物が侵入して暴れ回ったり、ガンなどの異常な細胞が増えたりして、さまざまな病気にかかりやすくなるわけです。
最近では心筋梗塞や脳卒中の原因となる動脈硬化も、白血球の衰えと関係していることがわかってきました。
動脈硬化は、以前は血液中の脂質が血管壁にたまるのが原因と考えられていました。
ところが、研究によって、動脈硬化は脂質を食べて処理する働きを担うマクロファージが衰えて、起こると明らかになったのです。
これまで病気の原因は一つ一つ違うと考えられてきたため、「万病に効く薬はない」といわれてきました。
しかし、実際は違います。
私たちの体内にある白血球こそが、万病を治し老けも退ける夢の万能薬なのです。
病気や老けを退けるには血液中にある白血球の強化が何より肝心です。
白血球を強化するためには、ニンニクやプロテサンを常食したり、ふだんからよく笑うようにしたりすることも、大切ですが、とりわけ、プロテサンなどの濃縮乳酸菌の摂取が有効です。
乳酸菌をとれば白血球が強化でき、病気の予防や改善、老化防止になるのではないかと考えられるようになったわけです。
実際、その後の研究で、乳酸菌には白血球を強化する働きがあり、しかもその働きは病院でガン治療などに使われている免疫賦活剤(病気から体を守る免疫力を強める薬)並みに大きいことが、帝京大学薬学部教授の山崎正利博士の研究でわかっています。
乳酸菌には、免疫(病気から体を守るしくみ)を担う血液中の白血球を強化し、病気や老けを退ける強力な働きがあります。
しかし、乳酸菌と一口でいっても、球菌や桿菌などさまざまな種類があります。
そうした中で、最近、白血球を強化する働きが科学的に実証されて、特に話題になっているのが、エンテロコツカス・フェカリス菌です。
フェカリス菌は、腸球菌の一種で、腸管の中でも小腸に多く住み着いている乳酸菌です。
研究者の間では、以前からフェカリス菌は白血球を強化する働きがあると考えられてきましたが、最近になって、その効果が非常に大きいことがわかってきたのです。
ここでは、帝京大学や薬学部教授の山崎正利博士がフェカリス菌の死菌を使って行った研究を紹介しましょう。
フェカリス菌といっても、実はいくつかの種類があるため、どのフェカリス菌をとっても同じ効果が得られるというわけではありません。
例えば、人間の中にも元気のいい人と悪い人がいるように、菌の中にも元気のいい菌と悪い菌があるのです。
また、菌の質は、菌を培養(育てて増やすこと)するときの培地(菌を増やす畑のこと)の質と大きく関係しています。
つまり、元気のいい菌だけを選んで良質の培地で増やしたフェカリス菌は、質が大変いいため、白血球を強化する効果が非常に大きいといえます。
プロテサンを摂取しますと、腸管免疫力が高まり、体の冷えを改善したり、癌細胞を縮小したり、動脈硬化を起こした血管や傷ついた血管を修復したりします。他にも、ドロドロな血液が、サラサラした血液になり、さまざまな病気が遠のいて行きます。