コラーゲンの老化が動脈硬化に関与
40歳~50歳でコラーゲンの貯えが半減
私たちの体はコラーゲンが不足すると、老化が進んだり、病気や慢性疾患の回復が遅れたりすることが、これまでの研究から明らかになってきました。
そしてコラーゲンは体を形成し、正常に機能させるためには必要不可欠で、体を若い状態に保ってくれる物質であるだけでなく、病気の予防や改善に役立つ働きに加えて、美容にも健康にもよい栄養素であることがわかっています。
血管の構成成分のうち一番重要なのがコラーゲンで、血管は、このコラーゲンでできたメッシュを巻きつけたような構造を持っていますので、コラーゲンが老化 しますと血管全体の弾力性が失われるため、動脈硬化の原因となり、いわゆる高血圧・脳梗塞・心筋梗塞等のリスクを高めるのです。
ですから日頃からコラーゲ ンを摂取して血管をしなやかにする必要があるのです。
動脈は本来、非常に弾力に富んだ構造をしていますのて、血圧が多少高くなっても、その都度、うまく対応できるのは、非常に弾力に富んでいるからですが、この弾力を生み出しているのがコラーゲンです。
血管中のコラーゲンは血管壁に生じたキズの修復にも働きます。
血管壁に老廃物などの血中の成分がぶつかったりしてキズができると、血液中を流れている血小板という成分が集まってきて、キズ口をふさぐのを助けます。
しかし、加齢等に伴ってコラーゲンの生成がうまくいかなくなると、血管中のコラーゲンも変性し、血管の弾力が失われるほか、キズの修復もうまくいかなくなり、そこにコレステロール等がどんどんと沈着しはじめます。
その結果、引き起こされるのが、動脈硬化で、血管の弾力性を維持し、若さを保つ上でもコラーゲンの摂取は必要です。