集中力低下は、脳の栄養不足
脳の栄養不足すると、集中力が低下
なんとなくボーッとしたり、ダルくなったりすることが多くなっていませんか?
もしかしたら、脳が糖質過多な状態に陥っているかもしれません。
脳にはエネルギー源となるブドウ糖だけではなく、タンパク質やミネラルなどの栄養素も欠かせません。
脳が「ブドウ糖」をエネルギー源としていることは有名ですが、他にもタンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素は欠かせません。
これらの栄養素が不足すると、脳内の神経伝達物質をうまく作り出すことができなくなり、疲れや集中力の低下などが起きてしまうのです。
脳内の神経伝達物質は、脳内に入ってくる様々な情報の伝達役を担っています。
意欲や記憶、学習能力をつかさどっている「ドーパミン」「ノルアドレナリン」、興奮を鎮めてくれる「ギャバ」、精神を安定させる「セロトニン」などが代表的な脳内神経伝達物質で、これらのバランスが崩れるとイライラや落ち込み、意欲の低下など、心の状態が不安定になります。
タンパク質が不足すると集中力ややる気の低下に!
ビタミンB群が不足すると不眠や集中力低下の原因に!
脂質(コレステロール)が不足するとストレスを感じやすくなる!
ミネラル(鉄)が不足すると疲労感や立ちくらみの原因に!
ミネラルはビタミン同様に細胞の機能や酵素の働きを助ける微量栄養素。
必要量は微量ながら、不足は欠乏症を、多過ぎれば過剰症を招きます。
ミネラルはビタミンよりも摂取範囲が狭いという特徴があり、たとえば抗酸化作用があるとされるセレンは日本人は約90~150μg/1日摂っていますが、280μgを摂ると有害な領域に入ってしまいます。
セレンは最初は毒物として注目されましたが、不足は成長の遅れを招くと報告されています。
ここで鉄、亜鉛、銅の欠乏症を見ましょう。
鉄の不足は鉄欠乏性貧血を起こします。
近頃は女子大生の4人に1人が献血不適格者といわれ、潜在的な鉄欠乏性貧血が心配されています。
亜鉛は細胞の生成や成長に不可欠で、代表的な欠乏症には性機能の発育不全、味覚障害があります。
銅は鉄と関係が深く、不足は鉄欠乏性貧血を招きます。新生児はとくに銅の必要性が高く、銅の欠乏症は成人より乳児に多いとされます。
銅は骨の基質となるコラーゲンの生成にも重要で、不足は骨の変形につながります。
プロテサンは、腸内環境を整えて、栄養の吸収を高めて疲労が抜けやすくなります。
実際に、手首や足首、そして、首そのものを温めると、からだ全体がポカポカしてきた、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
特に首を温めることは、頭とからだをつないでいる神経や血管の要所を温めることでもあるので、免疫力や自律神経のバランス調整機能がグンッとアップします。
首に「副交感神経センター」という重要なポイントがあって、そこが人間の副交感神経の働きをつかさどる、大切な場所が、脳にきわめて近い首の上の部分にあります。
首こりによって副交感神経の働きが阻害されるというのは、 実は首の上部にある副交感神経センターの働きが、首の筋肉の異常、すなわち首のこりによって、その働きを阻害されることだったのです。
心身の不調は、副交感神経のはたらきが低下していることが大きな原因といわれ、副交感神経は、心身をリラックスさせる自律神経になります。
職場での人間関係や、人工的なものに囲まれた、自然から遠い生活環境。 街中に溢(あふ)れる電磁波などから慢性的なストレスにさらされている現代人にとって、副交感神経がしっかりはたらいていることは、健康を保つためにとてもたいせつなことなのです。
実際、首を温めて、こりがほぐれてくると、それまで感じていた心身の不調がいつの間にか和らいでいることに、多くの人が気づきます。
首が温まると、からだ全体が温まって、体温が上がり、首がやわらかくなると、副交感神経のはたらきが良くなります。
首を温めてやわらかくすることは、免疫力を高め、自律神経のバランスを調えるために、とても効果的な健康法なのです。
体温が1度下がると免疫力は約30%低下する、ともいわれるように、近年になって高血圧や糖尿病などの生活習慣病、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーが増えたことにも、低体温は大きく関係していると思われます。
ではなぜ、体温が高いと免疫力が高まるのか? それは「血流が良くなる」ことと「酵素が活性化する」からです。
血液の流れが良いということは、免疫の要である白血球がいち早く体内の異状に対処できるということ。
また、血液が運んでいる酸素や栄養素が、体内の隅々(すみずみ)にまで行き渡ることで、細胞の修復も素早くスムーズに行われます。
酵素は、体内で栄養が分解・吸収・排泄されるときなどに必要な「触媒(しょくばい)」で、エネルギーを作り出したり、細胞を修復したり、新陳代謝にも必要不可欠な存在です。